- 2019年10月16日
- トーナメント
2019年10月15日(火)チャレンジ女子ダブルス結果
決勝戦は石上・秋田ペアが3-0でリードする展開でした。
ネット前、サービスライン前後から鋭く打ってくるボレーが
すべて決まり、菊池・清水ペアは全く太刀打ちできていませんでした。
このまま菊池・清水ペアは緩いボールでクロスに打ち合っていたら
あっという間に負けてしまうだろうなと思ってました。
「クロスの打ち合いでストレート打たないとつまんないな」とつぶやく自分もいました。
ゲームカウント3-0 15-40で菊池・清水ペアがポイントリード。菊池さんのフォア側に
鋭いスライスサーブが入るがクロスに打とうとして引っ掛けて、また「ストレートに
打てばこのゲーム取れるのに」とわたしは勝手に思いつぶやく。
40-40になって長いラリーで菊池さんのデュースサイドに短めのボールがフォアに
来て、それをやっとストレートに打ち決まり、この試合初めてゲームを奪いました。
試合を見ているわたしのつかえていたものが、何か取れましたね。
このストレートに打ったポイントから試合の流れが変わったと思います。
3-1 秋田・石上ペアリードが、今まで決めていた何でもないフワッとしたチャンスボールを
ネットに引っ掛ける。この1回のミスで「やってしまった」と思わないといいのになあと心配する。
そこから相手の甘いボールへのミスが連鎖しはじめて、雲行きが怪しくなっていきました。
ゲームカウント3-2で、まだまだ秋田・石上ペアリード
試合後に、二人で「ミスしても気にしないよ」とか、「チャンスは打つよ」とか声をお互いに
掛けましょうと話をしました。二人のネットでのポイントの取れる形を続けなければ自分たちの
テニスではなくなってしまうわけですから。
この辺りから菊池・清水ペアがストロークをしっかり打ちはじめた。それにより、秋田・石上ペアの
前に行くタイミングが遅れ、雁行での打ち合いが多くなり中々前に上がれなくなりポイントが
簡単には取れなくなってきた。
それでも4-2として秋田・石上ペアが取り再びリードを広げる。
しかし、次のゲームを0ゲームで、その次のゲームを1ポイントしか落とさず、菊池・清水ペアは
ゲームを取り4-4とする。もう少し秋田・石上ペアには粘ってほしかったですね。
どうも二人のペースになって来たかなあという気配。
次のゲーム、秋田・石上ペアがもう決まったかという短いボールをスーパーキャッチして、流れが
変えられるポイントがあり、40-30でゲームポイントを秋田・石上ペアが握るもまくられて、
この試合5-4で初めて菊池・清水がリード。
5-4の第11ゲーム。
0-30でまたまた秋田・石上ペアがリード。しかし、そこからラリーで粘られて菊池・清水ペアに
4ポイント連取されてゲームセット。終始ゲームカウント、ポイントカウントでリードしている
ことが多かった秋田・石上ペアは相当悔しかったと思います。
自分の攻撃力に途中から不安を感じながらプレイしていたこと。ベースラインで長くラリーを
し過ぎて相手に合わせてしまったこと。そしてこのペアは1セットの中でもアップダウンがあるので
「大丈夫だよ、しっかり打つよ、間違ってないよ」など気持ちが下に向かないようにお互いに声掛けを
多くしたいですね。
優勝した菊池・清水ペアは、菊池さんが中盤からストロークをしっかり打ち初めてボールの緩急が
つくようになり、相手の攻撃を遅らせることができたこと、清水さんは動かされたときの中ロブの
使い方が他の試合でも上手く使っていて見習うところですね。
お二人は2週間前にキャンセルが出て、メール募集からエントリーされた、ラッキールーザーの
ようなものだったのです。残り物には福あり!!
最後に今日のファインプレイ賞に、16時までに48試合を皆さんに無理なくコートに試合を入れて、
進行を滞りなく進めてくれて、また、外部の出場者の方にいつ試合見る暇あったのと思うけど、
的確にアドバイスを送っていて感心するばかりの市川コーチに感謝!!感謝!!です。
(賞品はございません) 担当 早川